施設別での薬剤師の転職について

薬剤師の方が転職を考える時、「今とは違う職種で働いてみたいなぁ」とお考えになることはありませんか?

とは言っても、薬剤師として活躍する場はたくさんありますので、どのような職種があり、どうやって選択したらいいのかピンとこない部分はありますよね。

今回は、薬剤師の転職における施設別の転職についてお話しさせていただきます。

病院

病院への転職をお考えの方はきっと、「もっと専門分野を深く学びたい」「輸液や注射の知識を得たい」「チーム医療の一員として活躍したい」といった思いを持たれている方が多いのではないでしょうか。

ひと言で病院と言っても実に様々な規模の病院がありますよね。

病床数が100床以下の小規模病院から1000床を超えるような大病院、救急医療を行っているような急性期から慢性期のものまで実に幅広い種類があります。

ただ、大病院への転職に関しては一般的に狭き門であり、中途採用で転職するのは非常に困難であると言わざるを得ません。基本的に病院に関しては新卒採用や経験者を優遇するような傾向が強いため、募集自体が頻繁ではないということもあります。

一方で、大小規模にこだわらず、病院であればどこでも良いという方は比較的簡単に見つけることができるのではないかと思います。

また、狙い目としては国家試験の発表後です。新卒採用枠として病院が内定を出していた方が国家試験に落ちてしまった場合、急きょ外部に向けて募集を開始することもあります。

そのような状況に運よく出会うことができれば理想の病院に転職することも不可能ではないでしょう。

ちなみに、チーム医療の一員として活躍したいという思いを持たれていたとしても、病院によって薬剤部の立場が極端に弱いようなところも実際には存在します。

転職してみた結果、立場が非常に弱く、ただ医師の指示に従うのみで「チームだなんて言えない!」という状況もよくあるようですので、そのあたり良く調べてから転職先を検討する必要があると言えるでしょう。

調剤薬局

調剤薬局への転職を検討される方は、「地域医療への貢献」や「給与面、勤務時間においても安定した生活を送りたい」といった考えの方が多いのではないでしょうか。

調剤薬局の業界はかなりのスピードで発展を遂げてきましたが、医療費削減の最大のターゲットにもなっており、今後さらに厳しい業界になっていくと言われています。中小規模の調剤薬局では経営が厳しくなっていくことが考えられ、M&Aも盛んに行われています。

転職を検討している方は、薬局の規模や経営状況にもしっかりと目を配っておき、淘汰されてしまうことの無いような選択をしていただく必要があるでしょう。

なかには地域密着型の薬局に転職し、異動もまったくないと約束されていたにも関わらず、全国規模のチェーン店にM&Aで吸収されてしまい、異動を余儀なくされてしまったという話も聞きます。

そのようなことも視野に入れながら転職先を検討していただければ良いのではないかと思います。

企業

企業への転職をお考えの方は、「薬剤師として違ったことにチャレンジしてみたい」という思いを持たれている方や、「年間休日が多く、定時に帰れるような働き方がしたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

MR、CRA、CRC、品質管理、開発、企業の管理薬剤師などなど…。企業で働く薬剤師と言っても実に様々な働き方があります。

いずれの場合も未経験を歓迎しているところはあまり多くはなく、それらの分野の経験が必要であるといった場合が多いものです。なかでも大手の製薬会社などではよほどの経験がないと中途採用を狙うのは至難の業でしょう。

ただ、薬剤師としての知識や経験を生かしてステップアップしたい、いろんなことにチャレンジしてみたいという方にとっては魅力的な職種が多く、運よく募集があった際には思い切ってチャレンジしてみてもいいかもしれません。その際には面接対策などを十分にしておく必要がありますのでご注意くださいね。

ドラッグストア

ドラッグストアは商品に関する知識と販売力、人間的な明るさなどが求められます。

調剤室にこもって黙々と調剤をこなしてきたような方にとっては別世界に飛び込むような印象を受けるでしょう。

またここ数年で、登録販売者の方が大多数の商品を扱うことができるようになった他、もともと薬剤師以外の方が店長になることができるということもあり、薬剤師だからといって転職に圧倒的に有利であったり、ポジションが約束されるようなことは少ないようです。

第一類医薬品や要指導薬品などを販売している店舗においては薬剤師の配置は必須になりますが、極端な話、ただ薬剤師がいてくれればいいのでパートの主婦の方や、引退後のおじいちゃん、おばあちゃん薬剤師の方でも良いわけです。

ドラッグストアで働くメリットとしては、市販薬やサプリメント・健康食品などの知識を得ることができ、私生活においても役立つことがたくさん出てくるでしょう。薬学的な知識を生かしてお客さんに喜んでいただくこともでき、固定客が付いてくれることもあります。

セルフメディケーション税制の導入など、自分の身は自分で守るといった国の政策の流れもありますので、これからも専門家である薬剤師の需要は一定数、続いていくことが予想されます。

施設別での薬剤師の転職について まとめ

いかがでしたでしょうか。施設別の薬剤師の働き方について説明してきましたが、参考にしていただくことはできましたでしょうか。

転職を検討されている薬剤師の方はぜひ参考にしていただいたうえで、転職先を検討していただければと思います。

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