人口10万人に対して薬剤師の数が約220人となる福岡県は、九州エリアの中では珍しく薬剤師数が多いことで知られます。病院や診療所、調剤薬局、製薬会社などへの転職を希望する人にはおすすめの地域と言えます。

薬剤師の勤務地となる施設の数も九州エリアでは最も多く、病院と診療所の数を合わせると5,000近くにも上ります。

このように、薬剤師の職場に恵まれていることから、福岡県では全国でも10位以内に入るほどの求人数を誇ります。薬剤師が比較的多いとされる福岡県ですが、求人も豊富なため、転職に最適と言えるでしょう。

福岡県内の薬剤師事情を把握するため、ここでは福岡県内における薬剤師求人や給与、地域差などの傾向、そしておすすめとなる転職サイトの特徴など福岡県の薬剤師事情についてご紹介します。

福岡県での薬剤師の求人傾向について

求人は福岡市に多く地方部となる大川市や直方市では年収が高い傾向

福岡県内には薬学部を持つ大学が3校存在していることから、毎年多くの新卒薬剤師が誕生します。多くの新卒薬剤師が県内で勤務するため、薬剤師の競争率は高くなっています。

特に都市部となる福岡市の人気は高く、求人数も多い傾向にあります。需要に対して供給が上回りやすいこともあり、福岡市で働く薬剤師の平均年収は地方部と比べても安い点が特徴です。

福岡市の博多区をはじめ、都市部には比較的多くの求人が集まります。病院の平均年収はおよそ400万円から450万円程度となっており、あまり高額年収の求人は見かけられません。一方、直方市や大川市といった地方部の調剤薬局では550万円から650万円と、高額年収求人が目立ちます。

このように、福岡県内でも都市部には求人が多く集まり、地方部になるほど年収が高くなる傾向にあると言えるでしょう。

福岡県での薬剤師の平均給料/平均年収・月収について

平均年収は全国平均を下回る480万円程度

福岡県の薬剤師平均年収は全国平均よりも70万円程度安い480万円に留まっています。

その理由は、福岡県に薬学部を持つ大学が3校あることによる薬剤師過剰と、県内で働く薬剤師が多いことによる過剰供給にあります。都市部を中心に非常に多くの求人が集まりますが、多くの薬剤師も集まるため、全体的にニーズも低下、その結果年収が低く上がりにくい状況となっているのです。

都市部より地方部の方が年収は高いものの、実際に住みながら働くことを考えると、多くの薬剤師は地方部よりも都市部を選ぶ傾向にあります。そのため、福岡県の地方部に薬剤師を呼ぶためには高額年収や各種手当の充実した求人を出す必要があるのです。

福岡県での薬剤師の今後について

在宅医療やセルフメディケーションに対応できる薬剤師が求められる

福岡県では今後、高齢化の対策としてジェネリック医薬品の推進や在宅医療などへの関わりが強く求められるようになります。

大まかな役割としては在宅医療への関わりのほか、セルフメディケーションの推進・普及、そして地域社会に根付いた予防医療への取り組みなどが挙げられます。

後のこうした流れに対応できるよう、薬剤師には向上心を持って積極的に学び続けることが大切です。また、治療は患者との対話を通じて行われるため、コミュニケーション能力に長けていることも必須です。

福岡県のおすすめ転職・求人サイト

コンサルタントのサポートが受けられる薬剤師転職サイトを選ぶ

理想の求人を福岡県で見つける場合は都市部ではなく、地方の調剤薬局やドラッグストアを狙うようにしましょう。福岡県内の高額年収な求人情報を見逃さないためにも、薬剤師転職サイトを利用する際は複数登録することをおすすめします。

転職サイトには転職専門のコンサルタントが在籍しているので、年収や勤務形態といった条件がある場合はコンサルタントが応募先企業に直接交渉してくれます。また、応募書類の作成や面接の対策などの相談にものってくれるため、個人で転職を進めるよりも成功率が上がります。

そのため、薬剤師転職サイトを探す時は掲載している求人情報の数だけでなく、コンサルタントの丁寧なサポートが受けられるかどうかも視野に入れた上で探すと良いでしょう。

薬剤師が多い傾向にあるものの、求人数に恵まれているため転職がしやすい地域とされる福岡県で高額年収を見つける場合は、地方の調剤薬局が狙い目です。

貴重な求人を見逃さないためにも薬剤師転職サイトをフル活用し、コンサルタントの年収交渉などを活かせば、希望する転職の成功率もグンと上がります。